夕日

雨上がりの夕日、歌碑公園より。
ちょっと雲が多すぎでした。

篠島の夕陽は「日本夕日百選」に選ばれています。




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 愛知県 知多半島 南知多 篠島の宿 南風
 URL http://www.nanpuu.jp/

 愛知県 知多郡 南知多町 篠島    ☎ 0569-67-2240
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2008年 10月 11日 | Gallery & photo | 夕日 はコメントを受け付けていません

ドライブインにて

「言うこと聞かないと篠島まで帰らないで、ここへ捨てちゃうぞ」

ゴミ箱に 缶、ペットと書いてあるし






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 愛知県 知多半島 南知多 篠島の宿 南風
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2008年 10月 10日 | Pet is Famlly and Shop & Travel | ドライブインにて はコメントを受け付けていません

親父の釣果

篠島港から5分、野島沖で久しぶりの4kオーバーでした。
ふかせ釣り、ハリス5号、伊勢尼13号、エサはウタセエビです。





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 愛知県 知多半島 南知多 篠島の宿 南風
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2008年 10月 10日 | fish on ! | 親父の釣果 はコメントを受け付けていません

桜の樹

私は桜の樹です。




私は中山さんちの庭に立っている桜の樹なんです。


中山さんのおうちは6人家族です。おじいちゃんにお父さん。お母さん、そしてまことくんと
みゆきちゃん、そして私と一番の仲良し、犬のてっちゃんです。


てっちゃんは、凍えるような冬の日にやってきて、私の根元に座り込み


「おかあさんおかあさん」


と鳴いていました。私がどうしたの、と聞くと


「おかあさんがでていったきりかえらないの」


と言いました。もしかするとエサを取る途中で車にでもひかれたのかもしれません。でもまだ
ちいさな子犬のてっちゃんをそのまま放っておくわけにはいきません。私はてっちゃんに


「ここのおうちの人はみんないい人だから、あそこの茶色い玄関の前で、大きな声で何回も
 ほえてごらん」


といいました。てっちゃんは


「いやだよ、だってぼくこわいもの」


と下を向いてしまいましたが、私が


「大丈夫。私がちゃんとここでみていてあげるから。このままだと寒くてお腹がすいて病気に
 なってしまうのよ」


と言うと、てっちゃんは少し体をふらふらさせながら、なかやまさんちの玄関の前まで来ると


「きゃんきゃん。きゃん!きゃんきゃんきゃん!」


と大きな声で一生懸命にほえました。


少しすると中から鍵の開く音がして、まことくんが出てきました。


「あっ。お姉ちゃん、来て来て。玄関に子犬がいるよ」


廊下をバタバタ走る音が聞こえると今度はお姉ちゃんのみゆきちゃんが出てきました。


「わあっ本当。可愛いねえ。迷ったのかなあ。寒いから中に入れてあげようよ」


そう言うとみゆきちゃんは子犬のてっちゃんをひょいと抱き上げて、またまことくんと廊下を
バタバタ走って部屋の中に入っていきました。




あれから10年。ワンパクな子犬だったてっちゃんも今ではひなたぼっこが大好きな、おじいさん
犬になりました。よく私の根元におしっこをひっかけて悪さをしたてっちゃんですが、暑さの厳しい
夏に、私の作る木陰で涼しそうに昼寝をしているてっちゃんを見ると、なんだか私までしあわせな
気持ちになるのでした。




ある日。


「ここにマンションが建つらしいね」


教えてくれたのはてっちゃんでした。


「昨日お父さんがキッチンでお話ししてたよ」
「そうなの。じゃあみんなで引っ越ししてしまうのかしら」
「多分ね。みゆきちゃんもちょうどお嫁に行っちゃうし、みんなで引っ越すんだろうね」
「そうなの」
「でも桜の樹さんには気の毒だけど、今度はここみたいに広い庭がないんだって。だから…
 桜の樹さんはね…」
「なあに」


「お母さんがね、てっちゃんは連れて行けるけど、庭の桜の樹までは無理ねって」
「そうね。今時こんな大きな桜の樹を植えられるおうちはなかなかないものよ」
「だから桜の樹さんともお別れになっちゃうね」
「本当ね。もうてっちゃんの前足でイタズラをされることもなくなっちゃうわね」


「いやだなあ、あれは若いときの話じゃないか」
「そうだったかしら、つい昨日のことのようだけど」
「うーーん。そうかなあ。あはは」


その話を聞いた日から、なかやまさんちにはたくさんのお客さんが訪れました。みゆきちゃんの
婚約者のかずとくんも何度も遊びに来て、私を見上げ


「いつ見ても立派だねーすごいや」


とほめてくれました。


「そうでしょ。私が産まれる前からずっといるのよ」
「お花見もできるんじゃない?」
「もちろん。でも引っ越したらお別れね。」
「そうかー残念だね」


そういうと、かずとくんは私の幹に手を触れてトントンと赤ちゃんを寝かす時の仕草のように
優しく叩いてくれました。




結婚式の日は、とてもにぎやかでした。見たこともないようなお客さんがたくさんやってきて
お父さんもお母さんも本当に忙しそうでした。お父さんはみゆきちゃんの結婚式の前の日に私を
見上げて


「つまんないつまんない。娘なんてほんとにつまんないな。なあそう思うだろ」


といいながら、今度は私の幹におでこをこつんこつんと当てて、幼稚園の時にみゆきちゃんと
よく一緒に歌っていた「おつかいありさん」を震える小さな声で口ずさんでいました。




家を壊す日が来ました。てっちゃんは朝から落ち着かなく私のまわりをぐるぐる回っては、工事の
おじさんに「コラコラ」と怒られていました。


「じゃあ家の建て壊しの前に、こいつを片づけちゃいますんで」


日に焼けた工事のおじさんが私を指さしながらそう言うと、てっちゃんは「うーっ」と唸りながら
おじさんのズボンの裾をくわえて引っ張りました。みんな遠くから私を見つめています。




私はいつからここに立っていたのでしょうか。本当に長かったような、でもほんの一瞬だった様な
そんな気がします。実際時の流れなんてそういうものなんだと私は思います。




側でキーンと鳴る電動のこぎりの音が気にならないほど、私は今色んな事を思い出しています。




無駄な枝をいつもきれいに刈り取ってくれたおじいちゃん。私が花を咲かせると一番にそれを
見つけてみんなに知らせてくれたおかあさん。「うちのさくらちゃん」と我が子のように私を呼んで
くれたお父さん。


みゆきちゃんがランドセルを初めて背負った時。私とみゆきちゃん、一緒に並んで写真に写して
もらいましたね。。まことくんが埋めたたくさんの宝物はまだ私の根元の土の中に眠っているよ。
そして、てっちゃん。


私は遠くから聞こえるてっちゃんの悲しい鳴き声を子守歌がわりに少しずつ目を閉じました。








私はベッドです。


いつからここに来たのかおぼえてはいません。ただ気が付いたら私の背中で赤ちゃんが
すやすやと眠っていたのです。ベッドの下ではずいぶん年を取った犬が、私に寄り添うように
とろとろとこちらも気持ちよさそうに眠っています。そして時折目を覚ましてはぺろぺろとベッドの
脚をなめて、また安心そうに眠るのでした。


「てつ!散歩行こうか」


玄関の方からなんだかとても懐かしい声が聞こえました。




私はベッドなんです。背中の赤ちゃんはまだ当分目を覚ましそうにありません。
そして私はなぜだか分からないけれど(いつまでもいつまでもここにいたい)そう思っていました。



                                                                                                         by ちろる

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2008年 10月 10日 | Friends and Pet is Famlly | 桜の樹 はコメントを受け付けていません

小旅行

5日、6日と二泊三日で白樺高原へ行ってきました。

お世話になったのは白樺倶楽部、篠島から4時間ほどのペンションです。
ワンちゃん連れ専用のお宿でもう何度かお世話になっています。
平日だったので二日ともオーナー夫妻と遅くまで楽しくおしゃべりをしていました。

楽しい食事とゆったり流れる時間、メリーおばさん、リッキー、マイちゃん、クリちゃんとの楽しいひと時には癒されました。
去年は腰がひけていたテツ君もすり寄ってくれました。
我が家のラブにはリッキーが熊くらいに見えたかもしれません、びびりまくり吠えまくりでご迷惑をかけました。

広い広いドッグランも、もうすぐ完成のようです。
帰り道、次回はアルをドっグランにほったらかして土と緑の香りにむせながら居眠りする楽しい想像をしました。

三日間、高原で過ごして篠島へ帰れば、海抜0メートルなのに仕事の山(T_T)





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2008年 10月 10日 | Pet is Famlly and Shop & Travel | 小旅行 はコメントを受け付けていません

『ボクはここにいる』

今どきどこのペットショップを覗いてもお目にかかることはない、ボクはバブルの落とし子
シベリアンハスキー、名前は「ポチ」。

当時はボクらのブルーアイが珍しくて、カッチョいい売られ方もしていたようだけど
ボクなんて掛け合わせて掛け合わせて今ではマッチロイお目々の末代犬さ。

ボクは生まれて3ヵ月目に、ここ8丁目のサトウさん家に貰われて来たんだ。
ここん家にはボクが来る前に雑種の白い小さな犬がいたんだって。
その子はまもなく死んじゃったらしくて、ボクはその後がまってところかな。

サトウさん家にはパパとママ、それから中学2年生と小学6年生のお兄ちゃん、小学4年生の女の子がいて、ボクが最初に連れてこられたときはそれはそれは大変な騒ぎだった。
特に一番上のお兄ちゃんのボクにかける愛情は並大抵のものじゃなかった。

今では恥ずかしい話だけど、ボクはその時オシッコもウンチも我慢できなかったんだ。
ママの「いやぁ~ん、ちょっと待って~!」の一声に、いつもお兄ちゃんが両手を添えて
飛んで来てくれた。
ママはその度に「いやあね、どうして手で受けられるの」って聞くんだ
お兄ちゃんは「大丈夫だよ、汚くないんだって」ってニコニコして答える。
ボクが食事のときはボクのドックフードをポリポリ美味しそうに食べるし
そしてママは「そんなものよく食べられるわね」って言う。
お兄ちゃんは「だってポチが美味しそうに食べてるんだもん」って
やっぱりニコニコして言うんだ。

その時お兄ちゃんは学校が面白くないってボクによく言ってたよ。
少しはにかみ屋のおとなしいおにいちゃんは、色々なことをボクに話して聞かせてくれた。
部活の野球部は朝がきついけれど大好きだということ。
ボクはママに連れられてネット裏から応援したこともある。
そんな大好きな野球だけど、副部長のお兄ちゃんは「人間関係が難しい」ってボクの頭を撫でながら時々ボクにこぼしていた。
ボクにはなんのことだかちっとも分からなかったけれど、「お前だけには素直に何でも話せるよ」って、やっぱりニコニコして言うんだ。

ボクが一番好きなのはやっぱりこのお兄ちゃん。
でも一番尊敬するのはパパ、次に恐いのは?ママ、ボクより小さいくせに散歩していて急に走り出すと蹴りが入る乱暴な花子ちゃんも好き。
そうしてボクが唯一ダチと呼べるのが二番目のお兄ちゃん。こいつには負けない。意地悪するとお耳噛んじゃうぞ!へへへ

ある日みんなで遊んでいるとき、パパが一枚の写真を見せてくれた。

「これがシロだよ」

そこには白くて小さな犬が、花子ちゃんと一緒に写っていた。
なんだかボクに似ている。

パパが言うには
女の子が女になったとき、この子は病院に連れて行かれたらしい。
一泊の入院で手術をして、退院のその日にみんなで迎えに行ったとき
病院の都合で手術日がずれて一緒に帰れなかったらしいんだ。
みんなはシロがあんまり悲しそうに泣くので、無理しても連れて帰ろうとしたけど
シロのお腹の手術跡が思ったより大きくて、用心のためにもう一日病院に預けることに
したんだ。

「大丈夫だよ、明日迎えに来るからね」
「あと一日辛抱するんだよ」
「頑張るんだよ」

いっぱいいっぱい声をかけて帰った次の日の朝、病院から電話が掛かってきた。

「シロが亡くなりました」

パパが言うには「寂しい、寂しいって泣くと死んじゃうんだよ」

ボクには「寂しい」ってことよく分からないけれど
なんかちょっと悲しかった。
そうして「お前にはそんな思いをさせないよ」ってみんな口々に言うんだ。

この話を聞いてから、もう何年経つんだろう。
今でも白くてちっちゃな「シロ」の写真はパパの仕事カバンの中に大事にしまってある。

そうしてボクは相変わらず「寂しい」ってどういうことなんだか分からないけれど
今日も8丁目のこの家に、みんなが「ポチ!ただいま!」って帰ってくるのを今か今かと待っているんだ。

あ、言い忘れたけど、ボクは今では立派なジャパニーズハスキーさ。
寒いのキライ!夜になるとお家に入れてもらい、おコタにもぐり込んじゃう。
そうしてみんな揃った中で眠るのがボクの一番の幸せなんだ。

そうして今夜もみんなと一緒に 「おやすみなさい」

                                        。。。。
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                                                                                by ふぐ





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2008年 10月 09日 | Friends and Pet is Famlly | 『ボクはここにいる』 はコメントを受け付けていません