南風の裏方たち

出刃は大きめの8寸です、一番上が使い始めて2年くらいで、もう15ミリくらい短くなりました。
かなり荒っぽい仕事もします。
その下の三丁も元は先代からの8寸の出刃でしたが研ぎ減りで小さくなりました。
小魚をさばくには使い勝手が良く、特に塩焼きや煮付けの小鯛やマナジ、メバルのエラ抜きなどは
先端の鋭さと、もともとの厚い刃が使いやすく、4寸や5寸の新品の小出刃よりずっときれいに捌けます。
ここまでチビてもまだハガネは程よい辛さを保って残っています。

正夫は短めが使いやすく、下の2丁が9寸です。
下から二番目はまだ使い始めて半年です、今は研ぎで苦労していますが、切れます。
盛夏の鱸を引けば薄紫の輝きが他の包丁と違うのがはっきりわかります。
もう少し使い込めば手放せない一丁になるでしょう。
一番下が良く使う正夫で2年、ほぼ毎日研いで3センチ近く短くなり、サワラのような身の柔らかい魚でも、ゴワゴワ系のアイナメやマゴチ、ふぐ引きにも迷いなく使っています。

下から3番目と4番目は補欠(笑)研いだ直後は気持ちいいくらい切れますが焼き入れが甘いのか
刃持ちが悪い。

2010年 10月 06日 | Gallery & photo and Others



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