緊急事態宣言が解除されました

長い3ヶ月でした。以前のように戻れるのか、などと不安もありました。
でも、ようやく光が見えてきました。気がつけば海はもう初夏。

島には以前と変わらずきれいな海が広がり心地よい潮風が吹いています
そして何よりとびきり新鮮な海の幸が水揚げされています。

6月からお客さまをお迎えいたします。
ゆるりゆるりとしたスタートになりますが、また南風を
ご自身の別荘のようにご利用下さい。

                    南風 女将 亭主

2020年 5月 25日 | 南風からのお知らせ | 緊急事態宣言が解除されました はコメントを受け付けていません

会津八一と海ホタル

篠島には、会津八一の歌碑があります。

まどひくき はまのやどりのまくらべに ひねもすなきし ねこのこのこえ

長閑な歌です。
窓低き 浜の宿りの枕辺に ひねもす鳴きし 猫の子の声
(漢字に変えると八一独特の格調高さを損ないますが)

鹿鳴集、旅愁19首のうちの尾張篠島をおもふの第一首です。
じつは篠島を詠んだ歌はもう一首あります。
第二首として

きみとみし しまのうらわの むしのひの まなこにありて ととせへにけり

君と見し 島の浦和の 虫の灯の 目にありて十歳経にけり
島の浦和とはもちろん篠島の湾曲した浜辺で虫は海ホタルですね。
君と見た渚の海ホタルが10年たった今でも目に焼き付いているの意でしょう。

八一の歌心を刺激した風景が今もおだやかな波音をたてています。
浜を散歩しながらときおり見せる海ホタルの蒼い光に
浜をさすらう八一の姿を想像し、あらためて「篠島とは」と考えました。

春のおとずれとともに海ホタルも姿を見せはじめました。
島へ来られたら夜の浜場の散歩もお楽しみに加えてください。

2015年 3月 19日 | People | 会津八一と海ホタル はコメントを受け付けていません

水槽も秋深し

この時期、定番のふぐです。
今日のふぐはえ縄漁は1.5トンほどの水揚げでした。
今週はふぐコースのお客さまは少なく、キロサイズ8尾を活かしました。

伊勢エビも入荷しました。伊勢の国、神島で水揚げされた伊勢エビです。

例年では身が痩せてくるアワビですが、よい物だったので仕入れました。

旬まっさかりの鯛や黒鯛はけっこうな数が泳いでいます。
黒鯛も美味くなって来ました。造り、焼き、煮、と楽しめます、煮崩れは新鮮な証しとお許しあれ。

2014年 10月 27日 | fish on ! | 水槽も秋深し はコメントを受け付けていません

コメント欄には画像がひっつけられないので

こちらへ張ります。

白鋼の尺です。
出荷時の実測でHRC硬度64だそうです。
確かに辛い。
これを使うと58〜59ステン系がなまくらに感じます。

2014年 10月 05日 | 未分類 | コメント欄には画像がひっつけられないので はコメントを受け付けていません

篠島のふぐ

気が付けば9月も下旬、もうすぐふぐ料理がメニューに加わる10月です。
今日はふぐはえ縄漁の試験操業でした。

3キロほどの大型も見られました。
キロサイズオーバーは尾の方まで肉付きがよく10月からの提供が楽しみです。

篠島でふぐをお楽しみ下さい。

2014年 9月 22日 | fish on ! and Gallery & photo and 未分類 | 篠島のふぐ はコメントを受け付けていません

初夏、生簀風景

生簀も夏の彩りです。

マゴチです。お造り、煮付けに。

マゴチ、カサゴ、石鯛、オコゼ、アイナメ・・・

ミル貝、平貝、右のバケツがオオニシ貝とサザエさん、下が定番の大アサリです。

これは大きめアワビ、一名様サイズから大型まで用意しています。

昨年は腕が痛くなるほど開いた岩牡蠣も旬まっさかりです。

生簀は忙しく入れ替わっていますが、フロントで「今日のおすすめ」としてお知らせしています。
ぜひお楽しみ下さい。

2014年 7月 06日 | fish on ! and Gallery & photo | 初夏、生簀風景 はコメントを受け付けていません

高価ないただき物

先日お越しいただいたお客さまから思わぬお土産をいただきました。
なんと砥石、しかもたくさんの!

たくさんの砥石です

たくさんの砥石です

さっそく全て包丁を当ててみました。
白鋼、青鋼、ステンレス系で感じは変わりますが上段左のクリーム色が8000番
レンガ色の中砥は、たぶん800番、中央の薄茶色が1000番で二枚合わせの白は5000番の仕上と思います。
下段左の灰色も仕上げですが5000番よりわずかに荒いかもしれません。
小ぶりな二つは1000〜1200番の中砥と5000番の組み合わせです。

番手(粒度)はすべて推定です。

最近使っているのがほぼ全ての番手がセラミックで稀にダイヤモンドと天然ですが
古いタイプのキングの800、仕上げの6000と8000も独特の使い勝手で手放せません。
いただいた砥石はしっかり水を吸わせて滑らかに研ぐ懐かしいタイプでありながら
研磨力はキングに勝るという優れものです。
またキングの弱点であるステン系にも相性が良いと感じました。
特に下段の灰色はグレステン、イノックスの最後の糸引きに使うとキッと食い込む刃がつきます。

青鋼、白鋼の本焼きをセラミック系砥石で研ぐのはちょっと味気なさを感じていました。
このいただいた砥石は中砥も仕上げも炭素鋼にはすごく馴染みそうです。
砥石も包丁もそうですがしばらく使って一皮むけたあたりで本来の性能が出て来ます。
どの包丁に合うのかしばらく楽しい試行錯誤が続きます。

大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。

2014年 4月 17日 | fish on ! and Gallery & photo and People | 高価ないただき物 はコメントを受け付けていません