Archive for 12月, 2012

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新入りです。

ドブソニアンの250mm、デカいです。
覚悟はしていたもののデカいです。

国際光器 Whitey Dob

国際光器 Whitey Dob

300mmにするか、250mmにするか迷いました。
正解でした。
300mmでは架台、鏡筒とバラしても持ち運びはかなり辛くなります。
250mmなら、なんとかなりそうです。

さっそく予定の改造です。

ドブソニアン 改造

ドブソニアン 改造

iPadの星座表アプリで導入(目的の天体をつかまえる)の予定なので
新品の架台を惜しげもなく切り刻んでパソコンでプリントアウトした目盛環を取り付けました。
垂直方向は、まだ設計中です。
机の引き出しに眠っていた水平器も付けました。
自動導入なんぞというシステムもありますが、選択しませんでした。
目的の天体を望遠鏡の中に捕えるのも夜空を見る楽しみの一つだったりします。

ここまでは順調でした。
問題は光軸の調整です、反射式望遠鏡は初めてなので光軸調整は未体験ゾーンでした。
もちろん出荷段階できっちり調整は出来ていました。
レーザーコリメーターなどという調整機器付きだったので、生意気にも挑戦しました。
ざっとマニュアルをながめて「なんだ、簡単じゃないか」と思ったのが間違いのもと
主鏡も斜鏡も怖いもの知らずで調整ネジをゆるめた後が苦難の連続(泣)
復元するまで3時間以上かかりました。

なんとか調整を終えて空を見上げれば雲一つない夜空です。

さっそくセットして、とりあえずファインダーで捕えたオリオン大星雲を見ました。
色は無いものの写真で見るような姿がくっきり見えます。

次は天頂付近の木星です、さすが250mmでは明るく縞もくっきり見えます。
さらに上に向けて捕えたすばるは青く輝いています。

「わおっ!!」

一時間ほどのファーストライト(おニューの望遠鏡の出初めはファーストライトと言うそうです)でした。

まだ未完ですが、なんとか使えそうで、安心しました。

2012年 12月 07日 | Gallery & photo and Others | ☆☆☆・・・・・・・・ はコメントを受け付けていません

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10時ころ、なにげに見上げた夜空に何時もより多くの星が見えるのに気が付きました。
テラスですぐ使えるように置いてある20倍の古い双眼鏡でのぞくと
見慣れた天体も初めて見るような姿を見せてくれました。
10分後くらいでしょうか、目が慣れてくると裸眼で昴を5個まで
数える事ができました。

自分は視力が左0.05、右0.6で、新月でも昴はもやっと見えるだけです。
しかし今日は裸眼で初めて星に分離でき、双眼鏡では20以上を数えました。
まだ月は低くしょぼい双眼鏡でも天頂付近のアンドロメダが初めての明るさで見えました。

天体望遠鏡を出すまでもなく時間も寒さも忘れ12時まで
小さな双眼鏡で夜空を眺めて飽きませんでした。
降雨も少なく、海に囲まれているため夜の温度低下が内陸部より小さい篠島は
隠れ天体観測スポットかもしれません。

天体望遠鏡を備えてから試験的に何度かお客さまにも見ていただきました。
「お〜」とか「すごい〜」とか予想以上に好評です。

80ミリの屈折で天頂付近を見るのはかなり窮屈ですが
明日、250ミリの反射望遠鏡が届きます。
さらに深い空をお楽しみいただけると確信しています。

新着の250ミリ反射望遠鏡(ドブソニアン)は目盛環を付け
iPad、iPhoneの星座アプリを使っての導入に挑戦したいと思っています。
メカ頼みの自動導入という手もありますが、☆を観る楽しさが半減するような気がします。
架台の水平出し機構や鏡筒へのデジタル分度器の取り付けを予定しています。
250ミリはまだデビューまで少し時間がかかります。

お客さまと天体探しに挑戦し、篠島の夜空が旅の思い出に加われば、と企んでいます。

2012年 12月 05日 | Ecology and Others | ☆を見る はコメントを受け付けていません