Archive for 8月, 2011

台風に負けるな

子ガメ監視隊長  kohachiさんが撮った旅立ちです。

2011年 8月 31日 | Friends | No Comments »

堺一文字光秀

尺の柳刃を2丁、V10の霞と白二鋼の水本焼きをネットから注文しました。
V10はさっそく自分の使い勝手に合わせて研ぎ、何度か使いました。
どこまで薄く研げるか限界まで試しました。
非常に分かりやすい(使いやすい)包丁です。意外だったのは研ぎで
自分が持っているどのステン系の包丁より研ぎやすい、と言うか
好みに合わせて研げる素材でした。
鋭く滑らかに仕上げたいと思えば天然の合わせ砥で素直に仕上がるし、
きりっとしたかかりで切り込もうと思えば、やや荒めのセラミックの5000番で
イメージ通りに研ぎ上がります。
青二の本焼きと比べても切れ味に遜色はありません。
V10の本焼きだったらどうなんだろうと言う気がします。

40名さまの刺身を引くと、今の柳刃では最後の方で二丁目に持ち替える場面がありました。
このV10では苦もなく引き終え、このまま次の日も砥石を当てないで使えるくらいです。
もう一丁の白二の水本焼きは、少し気になる部分があったので使わずにメールをしたところ
「確認するのですぐ送り返して下さい」と言われました。
その後の対応は素晴らしかったです。なぜそうなのかという技術的な説明をしていただき、
結局別の一品を送っていただく事になりました。
すでに「南風」の二文字が刻まれた包丁だったのでちょっとした修正で済むと思っていたのに
予想外の対応でした。

メールから勝手に引用します

使い手に合わせるのが 道具を作る者の役目であると思います。
仰っておられるように 作った道具を生かすも殺すも使い手にかかっていますからできるだけ
御要望にあわせた包丁を作っていきたいです。
どんなささいなことでも おっしゃっていただけましたら職人に伝えまして勉強させて頂きます。

以上引用

高価な道具なので店頭で手に取ってと思いましたが、なかなか時間が取れずにネットからの注文でした。
包丁の問題と言うより、どちらかと言えば個人の好みの範疇でした。
些細な事でメールなどせず日々の研ぎで自分の好みに育てた方が良かったかもしれません。
鍛冶職人、研ぎ師など幾人もの人が丹精込めた一丁の柳刃が廃棄されるかも、と思うと後悔が残ります。

堺一文字光秀・・・研ぎすました切り刃のような緊張を持って商いをしています。

自分も常にかくありたいと強く思います。

2011年 8月 29日 | Shop & Travel | 5 Comments »

送り火

島の送り火はお盆の15日、今夜でした。
読経の中で近しい人や震災で亡くなった多くの人に手を合わせました。

今日は家の前のウミガメの孵化もあり、多くの足跡が海に消えていましたが
力尽きて帰れなかった子もいました。
生と死、生きとし生けるものが逃れられない宿命ながら
不幸にして海に帰る事無く息絶えた子ガメを海に返しました。
確認された二度の産卵場所は台風に備え一度取り出され、台風が過ぎた後
慎重に埋め戻されましたが、島民も気が付かなかった今回の産卵場所は台風の波で何度も洗われ
砂が堅く締まっていたのに、よくぞ多くが孵化出来たものだと、あらためて命の強さを感じさせられました。

送り火の炎に、今は送る側の自分が生きているのではなく
生かされていると感じたのは自分だけでしょうか。

2011年 8月 15日 | People | 2 Comments »

時代

今年だけでもイギリス、アメリカ、イタリア、デンマーク、スエーデンなど、遠くからご予約メールをいただきました。
日本に里帰りした際にご家族でお越しいただいたパターンが多いようです。
今回は一番遠いお国からのご予約でした。
料理もお部屋も「和」を守って来た事がご予約をいただけた一番の要因かもしれません。
それは作られた和ではなく守り大切にしてきた和だからこそ
共感を持っていただけたのではないかと思っています。

近所の友だちからのメールと同じような感じで届く地球の裏側からのメール、
少し前では想像も出来なかった便利さです。
あと10年くらいしたら月からご予約のメールが届く時代になるかも。
価値感が多様になっても日本人の心の底にある「和」の料理、お部屋、おもてなしを大切にしてきましたが、月からご予約のメールが届く時代になったら「地球らしさ」を感じていただける宿作りが必要になりますね。

狭い地球、誰もが争うことなく暮らせたらと願うばかりです。

2011年 8月 05日 | People | No Comments »