送り火

島の送り火はお盆の15日、今夜でした。
読経の中で近しい人や震災で亡くなった多くの人に手を合わせました。

今日は家の前のウミガメの孵化もあり、多くの足跡が海に消えていましたが
力尽きて帰れなかった子もいました。
生と死、生きとし生けるものが逃れられない宿命ながら
不幸にして海に帰る事無く息絶えた子ガメを海に返しました。
確認された二度の産卵場所は台風に備え一度取り出され、台風が過ぎた後
慎重に埋め戻されましたが、島民も気が付かなかった今回の産卵場所は台風の波で何度も洗われ
砂が堅く締まっていたのに、よくぞ多くが孵化出来たものだと、あらためて命の強さを感じさせられました。

送り火の炎に、今は送る側の自分が生きているのではなく
生かされていると感じたのは自分だけでしょうか。

2011年 8月 15日 | People



2 Responses to “送り火”

  1. 豆ぞう on 18 8月 2011 at 8:46 AM #

    去年先代を亡くされた後だけに、いろいろ去来する南風さんの思いが偲ばれます。
    南風前に産卵したウミガメはきっと偶然ではなく、人知れず南風さんを選んで
    命の種を宿しにやって来たように思います。
    蛍の化身は聞いたことがありますが、ウミガメになって帰って来たんでしょうか。
    一年経った今も先代からのメッセージが届いたようで胸がジーンとしています。合掌。

  2. 南風 on 18 8月 2011 at 11:54 PM #

    豆ぞうさま

    コメント、ありがとうございます。

    あっという間の一年でした。
    すべての人が経験する別れとは言うものの、自分の人生で一番大きな悲しみでした。

    今になって思い起こせば自分は親父の喜ぶ顔がうれしくて仕事も頑張っていたんだなと思いますす。
    一時は無気力になりかけましたが今は家族も元気を取り戻しつつあります。
    大きな仕事が終わった後や宿のお客さまにうれしい出来事があるたびに親父に報告しています。

    今は悔いはありません。
    今までそうであったように、頑固に折れずに(笑)親父が残してくれた心を守っていきたいと思います。

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