朝飯前ではありませんが
昼飯前でした。
テラスのテーブル3台を作りました。
今まではプラスチック製の軽いテーブルでした。
色あせもあり、パラソルも付くので軽くて海風が強い日は不安定でした。
なにより、食べたり飲んだりする時に肘を乗せたりすると何か感じが悪く、
ネットや大陸のお店で機会があるごとに良いテーブルはないかと探していました。
しかしどれも帯になんとか襷になんとかで、気に入る物が無く自作しました。
2×4の材料が土曜に来たので、仕事が終わってから折り込みチラシの裏に簡単なスケッチを描き
今日の朝から造船所で作り始めました。
すべて曲線の船と異なり、直線だけなので設計図不要の鼻歌仕事です。
制作に5時間、現場で調整が1時間、昼飯抜きで6時間、一台当たり2時間で完成しました。
材料費は¥28000也、少し陽に当て色を付けてからステインを塗ろうと思います。
テラスで軽いランチや飲み物などがお楽しみいただけないか、色々考えています。
2011年 7月 04日 | Ecology and Gallery & photo
smile on 04 7月 2011 at 10:47 AM #
おはようございます。
2X4の木材っていろんな用途に使えそうで楽しいですね。
それにしてもこんなものを半日で作り上げてしまうとは…
多才なご主人に脱帽です。
南風 on 04 7月 2011 at 10:17 PM #
smileさま
コメントありがとうございます。
船の場合は、強度、耐久性と軽量化という相反する要求があります。
軽量化という要求が無い仕事のなんと楽しいことか(笑)
天板のサイズが決まれば後は自動的に部材の寸法が決まります。
注意するのは中棚や脚部を気にする事無く膝がリラックスできるスペースを
確保するだけです。既存のテーブルと椅子に座って確認しました。
テーブルの足の開き角度が決まればすべて直線なので他の部材の形状、寸法も決まります。
制作図は不要で数値だけで仕事を進めました。
部材は5種類だけです。
数を間違えないように昇降盤で一気にカット、組むのにいちいち墨出しは面倒なので脚部を組み立てるジグをコンパネの上に作り、6組作ったら、あとは全体の組み立てだけです。
強度が大きすぎるテーブルなのでボルトは不要です。
タッピングだけで組み立てました。一台当たりのタッピングが65ミリを112本、プラス仮止めのため、完成時には隠れるタッピングが4本、合計で116本でした。
本数など、どうでもいいのですが、造船屋の哀しい本能でしょうか、ついつい数字が気になってしまいます。
ワイルドな仕上がりイメージが狙いなので鉋を使ったのは面取りだけです。
どうせきっちり仕上げても2×4材は屋外使用では多少狂いが出ます。
暑いのに無駄仕事は省エネではありません。
完成品のイメージがはっきり頭に描ければ手が勝手に動いてくれます。
単純なモノを考えながら作っていたら時間ばかりかかってしまいます。
完成しなきゃ昼メシにありつけないぞ、終わらなきゃ釣りに行けないぞ、
というプレッシャーなんぞも自身に課せばさらに仕事は能率的になります(笑)