篠島の素潜り漁

一ヶ月の禁漁期間が終わり素潜り漁の解禁でした。
まずは今日の仕入れです。

アワビです。

鮑


もっとも大量に仕入れました。大きさは120〜200グラムくらいです。

ナマコです。

この時期は「ナマコの解禁」と言えるくらいメインの幸です。
我が家もみな大好きでこの時期が待ち遠しく、さっそくいただきました。

サザエです。

焼きには中から小さめ、刺身には大きいものを仕入れます。

本ミル

今日の解禁でたった一つだけ水揚げされた本ミルです。

ハマグリ

ずっしり重い貝です。少なそうですがこれで15キロあります。

島の素潜りではなく、三重県神島産の伊勢エビです。
これは運良く値上がり前に大量に仕入れた伊勢エビです。

浜値が二倍に高騰しました。最近の偽装表示騒動は、まったく迷惑です。
年末まで高値が続くと思われます。
価格が落ち着くまで伊勢エビの仕入れは控えようと思っています。
もちろん手持ち分は今までと同じお値段でお楽しみいただきます。

伊勢エビ以外は通常通りの仕入れが出来てほっとしています。
アワビは刺身、肝も含めて陶板焼きで、ナマコはさっと湯がいてポン酢や醤油で
ハマグリは酒蒸しで濃厚な味がお楽しみいただけます。
どれも常時用意しにくい素材ですので別注でお楽しみいただいています。
直接水槽を御覧になり、お選び下さい、グラム、あるいはキロ単価で
すぐお値段も分かりますのでぜひ素材選びからお楽しみ下さい。

漁の都合で切れる食材もあります、その場合はご容赦下さい。

2013年 12月 01日 | fish on ! and Shop & Travel | 篠島の素潜り漁 はコメントを受け付けていません

収穫

裏山に三本のスダチを植えてから4年目です。
今年は初めての豊作です。
一昨年も昨年も20個くらいであったと思います。

収穫したのは一本の半分ほどで、部屋での陰干しに畳一畳を占拠されました。

猛暑に堪え、台風にも負けなかった実です。
いくつか搾って蜂蜜を加え作ったジュースはめちゃ旨です。
ちょっと意識して収穫を遅らせたので、たぶん酸味は優しいでしょう。
ふぐコースはもちろん、他の料理にも積極的に使います。

自家製堆肥の施肥だけで下草刈や剪定もいい加減でしたが
今年はもっと詳しく勉強し、丁寧に育てようと思います。

2013年 10月 04日 | Ecology | 収穫 はコメントを受け付けていません

夏色秋色

今夜は雲一つ無い夜空です。
小一時間ほど寝そべって夜空を見上げていました。
天頂付近にはアンドロメダ銀河がぼんやり見えています。
忙しく夜空を見上げる余裕もありませんでしたが
久しぶりにすばるにも出会えました。
天体望遠鏡より小さな双眼鏡が活躍する季節です。
海を渡る風に空気の澄んだ夜は5等星まで肉眼で見えます。
ぜひ篠島から見上げる夜空も旅の思い出としてお持ち帰り下さい。

2013年 9月 03日 | cosmos | 夏色秋色 はコメントを受け付けていません

今年は神宮の式年遷宮です。
通常10月12日の篠島のおんべ鯛奉納は本年に限り御遷宮のため9月の10日です。
本年も奉納おんべ鯛を調製する包丁の研ぎを頼まれました。

この包丁は神宮から支給され、柄には神宮司廰の焼き印があります。
大鯛も扱うためにかなりダメージがあり手持ちの中では一番荒い
240番からの研ぎになりました。
鋼はたぶん白二Bか白三で研ぎやすい包丁ではあります。
240番から400番、800番、3000番と研ぎ進み最後は一番左の天然砥で仕上げました。
裏はセラミック砥石ではなく普通の6000番できれいにカエリは取れました。

出刃を天然の合わせ砥で仕上げる必要は無いのですが
1000年以上続く伊勢神宮への篠島おんべ鯛奉納で使う包丁は
先人もきっと天然の合わ砥での仕上げまでやったはずです。
無駄と思えるほど手間をかけて最高の鯛を用意し調製する。
それが島人の神宮への思いなのです。

2013年 8月 29日 | People | コメントを受け付けていません

今日の市場 あふれる海の幸

今日市場に上がった海の幸です。

島では大アサリ、ウチムラサキです。

サザエ

アワビ

ミル貝

アイナメ

アオリ

イシガレイ、モガレイ

スズキ、夜釣りも解禁になりました

島ではタイラゲ、タイラ貝

ムラサキウニ

シラシャエビ

尺越えメバルです。

コウソウ、ちょっとクセがありますが好きな人にはたまらない味です。

マゴチ、旬ですね。刺身も煮付けも最高です。デカいものはワニと言われます。

定番のタコ、篠島のたこ壷漁の水揚げは愛知県でもダントツ一位です。

サヨリ、刺身、塩焼きとも上品な味です。

そろそろ入札が始まります。

今日はシラス漁はお休みでした。
差し網、引き網、打たせ漁、素潜り、たこつぼ、カニカゴ、一本釣りと
里海を守る昔ながらの漁法により豊かな海が守られて来ました。

一日が終わり、明日のお客さまには何を用意するか、あれこれ思い悩むのは
幸せなひとときです。

2013年 6月 04日 | fish on ! and Gallery & photo | 今日の市場 あふれる海の幸 はコメントを受け付けていません

☆ネタ in 篠島

連休も明け一息ついた一昨夜、昨夜と望遠鏡を出しました。

250ミリのドブソニアンです。

渚の街灯がうっとおしいものの、前の道路ではなく
二階のテラスからなら外系銀河や星団は10等近くまで確認できました。
6〜7等の星団は、くっきり星が分離します。
手探りで始めたiPadの星座アプリによる導入(目的の天体を望遠鏡に捕える事)は
成功です。
最初のセットできっちり水平を出し、高度が低めの目立つ星で
水平方向を決めれば方位、角度とも一ミリの間での微調整となりますが
60倍ならかなりの確率で視野に入って来ます。

数万あるいは数十万年前に発せられた彼方からの光りを見ていると
宇宙の大きさ・・・地球の小ささ、人の小ささを改めて思い知ります。
人など地球の細胞の一つに過ぎない・・・。

暗闇でそんな気分にひたって望遠鏡を片付け明るい部屋に帰ると
せわしない現実に引き戻される日々です。

今夜は雨です。
あれもせにゃならん、これも片付けにゃならんという現実が
それこそ雨のように降っています(^^;

それはさておき

今は土星をみてもらいたいと思います。
小さなシミのような外系銀河や星雲星団よりインパクトがあります。
もうすぐ月も見頃になって来ます。
くっきり見える小さなクレーターなどに子供たちは歓声をあげます。
月なら子供に一通りの操作を教えれば自分で追尾できるでしょう。
家に帰ったら子供に天体望遠鏡をねだられた、なんてことになっても
当局はいっさい責任を負えませんが。
星に興味を持つのは部屋にこもってゲームに目を血走らせるより
ずっと健全と、さりげなく言い訳をしておきます。

蛇足ながら今の250ミリのドブソニアンの見え味には満足しています。
が、「300ミリを越えるあたりから見える世界が変わって来る」という
とある天体マニアの声が引っかかってきました。

80ミリの屈折と250ミリのドブソニアンの購入は
表向きはお客さまに楽しんでいただくためと、いう女将への言い訳でした。
手動導入をマスターしてから自動導入、自動追尾の望遠鏡と考えていました。
でも400ミリでのぞく宇宙を妄想する自分に困っています。
総重量80キロでは簡単に移動できないし、けっこう高いし
専用の観測ドームが欲しいなんて、とても口に出せないし。
昨年は赤字だったし。

ふむ・・・

2013年 5月 10日 | cosmos | ☆ネタ in 篠島 はコメントを受け付けていません

水槽も春景色

篠島素潜り漁のタイラ貝

篠島素潜り漁のタイラ貝


大きい物は30センチを越えます。
食べるのは貝柱でお造りにも加えますがお勧めは握りこぶしほどもある
貝柱丸ごとステーキです。
篠島素潜り漁のミル貝

篠島素潜り漁のミル貝


貝類ではこれ以上の味は知りません。貝の王様と言ってもよいでしょう。
知名度が低いのは高級料亭や回転しない寿司屋さんの極めつけの一品だからです。
白ミルとはまったく別物の貝です。
伊勢の国神島から取り寄せている伊勢エビです。

伊勢の国神島から取り寄せている伊勢エビです。


神島の伊勢エビにこだわっています。
冬の解禁から安定して入荷しています。
春の魚、メバルです

春の魚、メバルです


夜釣りで釣り上げられたメバルです、尺越えはお刺身用です。

他にもサザエ、大アサリなどもしっかり身が詰まってきました。
春は豊富な旬に楽しく悩まされています。

2013年 4月 07日 | fish on ! | 水槽も春景色 はコメントを受け付けていません